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例年のように今年も、残暑厳しい8月にぶらり旅を慣行することにしたのですが、今年はロクに連休が取れなかったこともあり、近場の京都へ行くことにしました。「日本人なら京都やろ!」とラモスが言ったのかどうかはわかりませんが、やはり日本全国で京都というところは絶対に外すことのできない観光地だと思うんですよ。日本人も外国人も、訪れておかなくてはいけない場所だと思うんですよ。これまで何度も通り過ぎるだけで行くことのなかった京都へ、一人修学旅行に出発しました。学も何も修めてはいないけど。


さて、比較的近場だからと変に余裕をぶっこき過ぎていたのと、家を出る時ちゃんと戸締まりをしたのか気になって、途中でひきかえしたせいもあってか思ったよりも遅くなってしまったので新幹線で行くことに。


新幹線の中でケータイから本日の安宿を物色。京都市内に安くて良い宿が検索できたので早速予約をする。
「和室」「大浴場」という謳い文句にこの上ない魅力を感じてしまい、すぐさま予約フォームに入力して送信。すっかり安心してケータイを手に持ったまま寝てしまったのです。


京都駅に着き、改札を出たところで「そういえば携帯日記を更新しておかなきゃな。」とケータイを取り出すのですが、

な・・・・・なななななななな無い!ケータイが無い!!

ちょ・・ちょっと奥さん携帯電話が無いんですよ!ポッケに!

どんだけポッケを叩いてもビスケットが増えるどころか肉叩いてるだけなんですよ!

むっちゃ焦りまくってポケットのない胸とかも必死に叩いてたからね。

なんかもう素でマンガみたいなリアクションしてた。首から下は懸命に動いてケータイを探しているんだけど、首から上はそれに対して完全に機能停止してたな。口ポカーン開けて目の焦点は合ってないわ、頭の中は真っ白で思考することを完全に拒絶してた。口から生霊でも出てきそうだった。


とりあえず気持ちを落ち着かせて現実を受け入れる。そして脳内メモリをフル回転させてケータイを座席に置き忘れてきたことを確信し、慌てて遺失物の取扱所に駆け込む。
携帯電話なんて個人情報のかたまりのようなものを失くすなんてヤバすぎる。あれがなくては携帯日記を更新できないどころか、今晩の宿の名前も場所もわからない。のっけから大ハプニングに見舞われて、この先どうなることかと不安で仕方ないのですけど、一通りの手続きを済ませて

「探しておくから1時間後くらいにココに電話して。」

とメモを渡される。それまでどうすることもできないので、開き直って京都観光をしてやろうと観光案内所に向かい市バスの一日乗車券を購入する。
しかしまずケータイを取り戻すことを最優先にしなくてはいけないので、あんまり遠くにはいけません。
昼食をすませた後、駅前のビル群に紛れて建っている京都タワーに上ってみることにします。

770円という料金はまったくをもって高すぎると思うのですけど、自販機で券を購入して、展望室までエレベーターで上がってみます。

 

意外に低いっ! 展望室の高さ100mといえば名古屋のテレビ塔展望室とほぼ同じ高さなのですけど、よく考えれば高さ200m超のビルは結構あるわけで、これまで池袋サンシャイン60や名古屋JRセントラルタワーズ、横浜ランドマークタワーや韓国ソウルタワーなどに上ってきた僕は、高さ100mで低いと感じてしまう程大人になってしまったのだなぁと、妙に感慨深くなってしまったのでした。



 昭和のニオイがする数々のアトラクションがある

 この夏休みに誰も利用してない遊技場が見える

 タワー体操 ぐぃんぐぃんぐぃん 何より唄がステキすぎる



京都タワーを堪能した後、僕のケータイは見つかったのかどうか聞くために、公衆電話から先ほどの遺失物取扱所に電話してみる。

「見つかったそうです。番号言いますんで新大阪に電話してみてください。(京都訛りで)」

おーいあったてさー、オイラのケータイ見つかったてさー、あー良かったー。

早速10円玉を投入して大阪に電話してみるものも、繋がった瞬間に切れてしまう。そりゃあそうだよな、公衆電話なんて何年かぶりに使うから忘れてたわ。今度は100円玉を入れて電話をしてみるも、「只今電話が混みあっております。しばらくたってから・・・・・ブツッ」とアナウンスが流れて切れてしまう。もう一度電話してみるも同じくアナウンスが流れるだけ、これでは繋がるまでいったいナンボ使うかわかったものではないので、直接新大阪駅に行くことにしました。


在来線に乗って大阪まで、ノーケータイなうえにノー座席でどうしようもなく無駄な時間を過ごす。
やっとのことで新大阪駅の遺失物センターに到着。みたとこ5人くらい職員の人がいたんですけど、奥の3人は机に向かって何やら書類のようなものを書いてるような、それでいて何もしていないような感じでした。手前の二人は他の人を受付してたのでしばらく待ってました。その最中にも電話が一度鳴ったんですけど、奥の職員は全くの無視。『電話が混みあってます』って全く混みあってねぇじゃねぇか!テープに応対をさせて職員は全くの知らん振り。さすがJRだ。京都駅のそれは二人だったけどちゃんと電話をとってしっかり仕事してたのにな。

こうして僕の手元にやっとケータイが戻ってきました。電源はしっかり切られていました。ケータイの落し物なんて沢山あるだろうし、電源を入れたままにしてたら鳴りまくって大変だろうから、それについては納得。すぐさま京都まで戻り、いよいよ本格的に京都観光を始めることにします。

市バスの一日乗車券を買ったときに路線図を貰ったんですけど、これがないと目当ての場所にいけないほどバスの路線が多く複雑怪奇に入り組んでいる。地下鉄もあるが路線が少なくどうにも不便そうなので、バスに乗って有名な金閣銀閣にでも行ってみようかと思います。


最初に銀閣寺に行ってから金閣寺に行こうと思ってたのですけど、乗ったバスがたまたま金閣寺行きだったので、そのままバスに揺られて金閣寺に到着。居るのは老人ばかりだろうと勝手な想像をしてたのですけど、意外に若い人たちも多く、外人さんも沢山いました。

ありえないくらいに光り輝く金閣が美しすぎる。またパンフに載っていた写真の紅葉時や雪の積もった時の金閣はさらに美しすぎて、寺マニアでもなんでもない僕が見ても心を奪われた。どうも金閣を撮る時は水面に映った部分もフレームに入れなくてはいけない暗黙の了解があるような気がするのだが、そんなことはすっかり忘れてました。

実際に来てみて分かったのが、写真を撮るポイントがわずかしかなくて、どうしても巷でよく見る角度からの撮影しかできないということ。

背面・側面からは近くで撮影できるのだがひどく逆光。なんかライトアップ用のケーブルらしきものとかぶら下がってた。


 敷地内に数箇所ある小銭投入所

 外国語おみくじ




かき氷でも食べようとしたら「無くなりました。だんごしかありません。」と非情の宣告をされ、汗を噴出しながら今度は銀閣寺に行こうと思ったのですが、時刻はすでに夕方。ここから銀閣寺までは30分くらいかかるので、どうしても参拝時間に間に合いそうにない。仕方ないので銀閣よりも遅い時間まで開いている清水寺に行くことにしました。


足にマメができてしまって、痛くて歩くのが大変だったんですけど、長い坂を上り清水寺までやってきました。とんでもなく暑いし足も痛いしもう泣きそうです。

 

もう僕も含めてみんな、お寺にお参りに来たというより清水の舞台を見に来たという感じです。飛び降りようとするフリをしているバカっぽいギャルや浴衣姿の中学生がいたり、乳が60%くらいはみだしちゃってる巨乳外国人がいたりで人を見てても飽きなかったのですけど、清水寺は見所も多く頑張って歩いてきて良かったと思ったのでした。

『音羽の滝』で行列に並んで水を汲んで飲む。フツーに美味かった。どうやら水を飲みながら願い事をするらしいんですけど、飲んでる人が願い事をしてる感じに見えなかったので知らずに普通に飲んでました。その時は知らなかったのですけど、僕が飲んでた真ん中の滝は恋愛・縁結びのご利益があるそうです。これは是非とも清水のご利益にあやかりたいものです。



清水寺を出て、坂を下りたらすっかり暗くなったのでそろそろ夕飯にしようかと、とりあえずなんとなく繁華街チックなニュアンスの祇園という所までバスに乗って行きます。祇園って妙に淫靡な感じがしてひょっとして風俗街なんかじゃないかと思ってたんですけど普通に商店街でした。ただ、おっぱいの店の看板を持ってた人が確かにいた。それがもし舞妓さんのおっぱい店だったら行ってたかもしれない。

街をぶらついていると『味に自信あり』と店前に看板を出してたラーメン屋を発見したので中に入って定食を頼んでみたら、スーパーの惣菜売り場で売ってるような餃子と『要冷蔵』と書かれてる袋ラーメン仕様の麺を出されてしまって、結局一番旨かったのが生ビールだったという、佐野実も鶏ガラ放り投げるほどの誇大広告。食事時なのに超がら空きという、まったくもって期待を裏切らない店でした。



足も棒になってきたし汗ビッショリで風呂に入りたくてしかたなくなってきたので、ホテルにチェックイン。和室で大浴場もあるそこそこいいホテルなのにビジネスホテル並かそれ以下の破格値。前金で宿泊費を払った後、なんと部屋まで案内してくれるという小粋なサービスつき。しかし朝食つきでっていうのをフロントが見落としていたようで、それを認めて謝らないところがマイナスポイント。でもまあ気にせず早速大浴場で汗と疲れを落しました。子供が嬉々として泳ぎまくってたけどいい湯でした。

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やっぱ和室はいいよねー。料金は安いし満足できたので、予約受付時のミスによる翌朝のささいな失態については触れないでおこうと思う。また京都に来ることがあったら利用してもいいと思う。


そして翌日へ


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