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ドキドキ!伝説の臨海学校 前編 現在とある週刊少年誌に連載中の、ちょっとエッチなマンガでも描かれているウキワクな展開が期待される素敵イベント。これが僕が高校一年生の頃にも行われました。 知力よりも体力をつけることに重点を置いていた僕の学校では、男女は完全に隔離。
そんな地獄が三日も続くものだから疲労も困憊、全員が股ズレしてた。 それでもまあ、楽しみといえば旅館に戻って地獄から開放された時しかなく、 僕らの学校が泊まってた旅館は6階に大きな展望浴場があり、 さあ、これを見れば必然のごとく勇者パーティーが現れる。
「何?あれどうしたの?」 「なんか覗こうとしてたらしいよ。」 「やだー。許せない!」 「ま、いい気味だよね。」 風呂に入りに来る女子生徒全員の晒し者になってた。 勇者になり損ねた4人パーティー。リーダー立花くんもちょっと涙目になってた。
↑これは本当にそう。消灯時間後、先生の巡視をかいくぐり女子の部屋に侵入する男子4人。立花くんは女子に嫌われフテ寝。新たに結成された勇者パーティーには僕もいた! 後編
「夜部屋に遊びに行っていい?」 「いいよー。おいでー。」 普段なら「来んな!キモイ!」と罵声を浴びせられるほどブサイクな僕らでもあっさりOK。やはり旅先では心もオープンになるものだ。高校に入学してまだ数ヶ月、ここで女子たちとグっとお近づきになっておかなくてはならない。 消灯時間が過ぎ、無作為に選抜された僕をはじめ4人の勇者たちは、 コンコン(窓をノックする音) 「あ、入っていいよー。」 部屋に入って最初に思った。なんで男女でこんなに待遇が違うんだよ! しかし、畳に敷かれた6枚の布団と浴衣姿の女子。そしてお風呂上がりのいい香りにそんなことはどうでもよくなってしまった。 「あれ?一人居ないね。」 「あ、朋子は隣の部屋に遊びに行ってるよ。」 「あ、あとアレ・・・・・」 すぴー・・・・しゅるるる・・・・すぴー・・・・ 「まあまあ、疲れてるんだから寝かせてあげて。」 おいおい、フツウ男が来るってのに寝てるか?
このヘタレめーーーー! 王様ゲームも男女で盛り上がれるゲームもさほど無かった時代。
といったわけでババぬきなんかしてたんだけど、 (うわ・・・やべっ・・・見・・・見え・・・・しょ、昭和のお色気番組かよ!) もうなんか胸元とか太股とか露になってきてて、気になって気になってチラチラ見てしまってたわけなんですよ。角度的に気付いてるのは僕しかいない。 それでまあ、コーフンしすぎたのかしまったことに「あ、アブねぇ〜」と思わず『ルナ先生』のわたるばりに呟いてしまったのを女子に聞かれてしまい、その寝てる娘はササッと布団を掛けられてしまいました。 女子から向けられた冷たい視線を突き刺さるくらいに感じたとき確信した。
「早く!隠れて!」 さあ、ここでマンガなら女子の布団に入り込むのがお約束ですよ。 先生「何時まで起きてるんだ、早く寝るんだぞ。」 女子「はーい。おやすみなさい。・・・・あっ」 先生「ん?どうした?」 女子「なんでもないです。(ちょっと・・・ダメ。変なトコさわらないで・・んっ)」 ってなことが理想なのですが現実は違う。 「じゃーねーおやすみー」 ピシャリと窓を閉めらてスゴスゴとはしごを降りる4人。冒険は終わった。
「ヤッちゃった?もしかしてヤッちゃった?」 ヤッてねぇよ! これでヤッてた勇者がいたらデスピサロだって指一本で倒すわ!! 「なんだ〜、あんまり遅いからヤッてたのかと思ったよ。」 こうして寝てる男どもを跨いで自分の布団に戻り、石鹸のいい香りやお色気シーンを思い出して悶々としながらも、人知れずそっと枕を濡らしていたのでした。
〜そして伝説へ〜 とうとうこの臨海学校も3日目、最終日となった。 1日目 ![]() 現実:実行するも未遂で撃沈(立花くんが) 夜のイベント ![]() 現実:ていうか肝試し自体が無い。 2日目 ![]() 現実:やばすぎない(人生思い通りにはいかない) そんなわけで最終日になって疲労もピークに達してるってのに、4kmの遠泳。 そもそも泳ぎは得意じゃないのに、一切の休みは許されない。殺せ、むしろ殺せ。 脱落して浜辺で倒れてるやつらも何人かいたが、なんとか泳ぎきる。 そんな戸塚スピリッツ全開のスパルタ臨海学校も終了。 あとは着替えて学校に帰るだけとなった。 「バスが待ってるから早く着替えて来い!遅れたら置いてくぞ!」 先生の怒号が響き渡るなか、疲れきった野郎どもはフラフラになりながら旅館に帰る。 この毎日のパターンだったんだけど、男子は女子に1時間遅れての終了。 男女の体力的な何か、部屋で着替える性的な意味でのナニかに配慮して、 こんな差別みたいなことが平然と行われていた。 股ズレでまともに歩けない僕らは、今日も珍妙な歩き方で大部屋に着替えに戻った。 「ふぅ〜 やっと終わった。これで帰れるよ。」 安心して気が緩んだのと同時にケツの穴まで緩んだのか、 男子の間で空前の大便ブームが到来。男子トイレが米騒動みたいな状態になってた。 「おい!早くしろよ!」 「マジ、マジ漏れる!」 「残りは学校でしろよ!」 なんか朝遅刻しそうな子供に言ってるお母さんみたいなやつもいるが、 うんこブースのドアの前には新装開店のような行列ができてた。 かくいう僕もアナルがエクスプロージョンしそうになって、モジモジしながら順番を待ってたんだけど、このままではいつになったらウンコできるのかわからない。それよりも先にミが出てしまう確率が高くなってきた。どうする?このままでは・・・・・・・ (・・・・・・上の階の女子トイレなら・・・・・・) (・・・・・・今なら女子も居ないしできるかも・・・・・・) 1時間前に終わった女子はすでに着替えてバスに乗車済み、迷わず階段を駆け上がり女子トイレに飛び込んだ僕は、漏らす寸前のところで事なきをえた。 それでもう出るわ出るわ。 思わず自分を誇らしく思ってしまうくらい大量のウンコを放出した。 写真に撮っておきたくなるくらいの素晴らしい量。3日分を全て出してやった。 「さあ、早く流して行かないと先生に怒られるし、女子の嘲笑の的になってしまう。」 クイッ・・・・・ ・・・・・・・ クイッ クイッ・・・・・ ・・・・・・・ 流れねぇーーーーーーーー!!!! ヤバイ!ウンコが流れない!!何度レバーをひねっても全く無反応やんけ! さっきまで写真に撮りたいなんて思っていたのに、いざとなると大量すぎて人様には見せられない。どんだけ溜め込んでんねん!オレ!恥ずかしいわ! しばし考える。 ドアの前で待ってるやつもいない、誰も居なくなったのか辺りは静まりかえっている。 よし、これならいける!と意を決してブツそのままにしてトイレを飛び出る。 掃除のおばさんゴメン!文句は便器に言ってくれ!と心の中で叫びながら。 こうして出すもの出して駐車場まで駆け下りた僕。 息を切らした僕の眼前には、世にも恐ろしい光景が待っていた。 信じられねぇ・・・・・・ 置いていきやがった・・・・・・ そこにあるはずのバスは忽然と姿を消し、ジャージ姿の少年が一人立ち尽くすだけ。 おいおい、そりゃたしかに「遅れたら置いてくぞ!」なんて言ってたけどさ、 だからって本当に置いていくわけないじゃんかよ。 こんなんマンガでもねぇよ!最後に予想外のToLOVEるきたよ! 「あらあら乗り遅れちゃったのね。駅まで送ってあげるから、電車で帰りなさい。」 旅館のおばちゃんにそう言われ、学校のジャージ姿のままで電車で学校に帰る。 こうして職員室でこってり絞られた僕は、翌日からこの高校で噂の英雄となる。 しかも旅館に忘れていったブリーフが親切にも学校に送り届けられてきて 「これは誰が忘れていったモノだ?」 と教壇で先生がブリーフを広げて掲られた。 こんなんされて名乗り出られるわけがないだろうが。 かくしてウンコしてて置いていかれた伝説は、 女風呂を覗こうとした立花くんたちを遥かに凌ぐ伝説となり、 彼は勇者ダイベーンの称号を与えられる。 そして彼が残していったブリーフはダイベーンのよろいとして ウンコはダイベーンのしるしとして、後の世に伝えられたという。 んなわけない。 ブリーフを忘れたとかウンコ流さずに帰ったとか言えるわけが無い。 勇者ダイベーンの伝説は実際の半分。 後の後輩に残せる伝説のアイテムは、闇に葬り去るしかないのだった。 |